「若松葉がに」に向けて | 株式会社中村商店
あげ・そげ・こげ あげ・そげ・こげ

あげ・そげ・こげMEDIA

2023年01月20日「若松葉がに」に向けて

慌ただしく過ぎ去っていった年末年始。毎年のことだが忙しすぎて日にちを追う感覚が鈍る。気がつけば1月もすでに20日が経過した。例年の事ながら、この時期の売り場にはゆっくりとした時間が流れる。お客様もそれほど多くはなく、時化(しけ)で朝どれの魚が並ばないという日も珍しくはない。年末年始のせかせかと、あっという間に過ぎていた1日の時間が今は何倍にもゆっくりと流れる。

年末年始、売り場という名の「舞台」で主役を務めた松葉がに達も、今はベニズワイガニとの共演となっている。多くのお客様の人気を欲しいままにしていたあの頃に比べると、その姿はどこか寂しげで、そして遠慮がちに売り場に佇んでいるようにも見える。

最近の売り場に並ぶ魚は、モサエビ、甘エビ、ガラモサエビなどのエビ類。白バイ、赤バイ、赤ガレイ、タラ、ドギ、ばばちゃん(タナカゲンゲ)等の底引きモノ。刺身用の魚ではハマチ、ヒラマサ、サワラ、マアジ、マダイなどとなっている。本来はこのラインナップの中に「ハタハタ」もいるはずなのだが、近年は漁獲量の減少により、めったにお目にかかれない魚になってしまっている。年末年始の松葉がに一色だった華やかさに比べ、今は全体にモノトーンな感じの売り場になっている。

さて、2月まであと10日。2月といえば『若松葉がに』が2月1日から漁解禁となる。これまでのちょっと寂れた売り場に、また鮮やかなオレンジ色のアイツがやって来る。松葉がにシリーズからの続編、若松葉がにシリーズが満を持していよいよスタートする。

そうはいっても松葉がにの漁期は3月20まである。終わったわけではない。主演に「若松葉がに」を迎え、「松葉がに」「ベニズワイガニ」のダブル助演で豪華ラインナップによる新たな舞台が2月幕開けとなる。乞うご期待!

 

【関連記事】
モサエビvs.ガラモサエビ
ちゃん付けされても…ババァって何だ!
28/365の『若松葉』

 

 

 

TO PAGE TOP