昨年11月の松葉がに解禁から始まったカニシーズンも終盤に差しかかり、2月に入りいよいよ鳥取の地元民が熱望する「若松葉がに」がスタートしました。
「若松葉がに」は脱皮して6か月程度の殻の柔らかい松葉がにのことを言います。筋肉が発達していないので水分が多く、身離れしやすいのが特徴です。身は柔らかく上品な甘みがあり、茹でがに、焼きがに、刺身、しゃぶしゃぶ、かに鍋と調理がしやすく、何と言っても身がすぅっと外れて食べやすいのがこの蟹の醍醐味です。
また松葉がにと比べ値段も1/3程度とかなりお手頃価格なので地元でとても人気があります。資源保護のため漁期は2月の1ヵ月のみ、漁獲量も制限されているため市場に出回る時期はごく僅かとなっています。
・味よし(旨い)
・価格よし(安い)
・身離れよし(調理しやすく食べやすい)
と三拍子揃った、この時期にしか味わえない「若松葉がに」を是非召し上がってください。きっと大ファンになること間違いなしです。
まだまだ寒い日が続いていますが、立春(2024年は2月4日)は暦の上では春の始まりとされています。暖かい春に向けて、身体が喜ぶ美味しいものをたくさん食べてエネルギーを目一杯蓄えておきましょう。そして気力に満ちた良いスタートが切れるようにしましょう。
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