去る7月18日(海の日)に鳥取県を代表する「県魚」に、なんと!20種類もの魚介類が指定されました。春夏秋冬、季節ごとに5種類が選ばれ合計20種、全国でも最多となりました。
遡ること1990年、県魚制定以降その座にいたのは「ヒラメ」ですが、認知度が低く、飲食店等から「もっと県魚としてふさわしい魚があるのでは?」との声を受け、今回の思い切った世代交代に踏み切ったとの事。
選定方法は県内の仲卸業者、量販店から日頃取り扱っている魚の中からこれこそは、という季節を代表する魚を選定してもらい、その集計結果を基に専門家を集めた協議会が「四季の県魚」を選定しました。
【春】(3~5月)
ハタハタ※、モサエビ、サーモン、マダイ、ホタルイカ、ワカメ
【夏】(6~8月)
シロイカ、クロマグロ、イワガキ、トビウオ、マアジ
【秋】(9~11月)
ハタハタ※、ノドグロ、ベニズワイガニ、アマエビ、サワラ
【冬】(12~2月)
松葉ガニ、親ガニ、ブリ(ハマチ)、カレイ、マダラ
※ハタハタは、春・秋ともに美味しいという理由から重複登録
県内量販店からは季節ごとに「推し」の魚を設定でき、特設コーナーを設けての販売がしやすくなる等、今回の県魚指定に歓迎の声が上がっているそうです。また、消費者も季節ごと、いわば旬の魚が指定されたことで、四季折々美味しい魚を選ぶ楽しみも増え、より身近に感じることのできる県魚指定となったことでしょう。
さて、1990年から32年間という長きにわたり県魚の座にいた「ヒラメ」はといいますと、今後は『名誉県魚』職に就任し、新・県魚20名を見守っていくことが決まっているとのことです。
ヒラメさん、お疲れさまでしたー。そして新・県魚の皆さん、よろしくお願いします!