オーストラリアの分子免疫学者率いる研究チームが発表された論文を読みました。その論文(「Cause of Cambrian Explosion – Terrestrial or Cosmic? 」by Edward J.Steele)には、タコやイカの正体は「エイリアン(地球外生命体)」かも?という驚きの内容が。確かにタコやイカは、地球上の他の動物にはあまり見られない独特な姿をしています。だからなのか宇宙人のイメージに使われることが多いですよね。
研究チームは「タコやイカの遺伝的データには、従来の進化論的思考にそぐわない部分がある」と判断。「もともと異星に生息していたものが火山噴火や隕石衝突により宇宙空間へ飛ばされ、卵のような状態で彗星(氷の塊)などに閉じ込められ地球へやって来たのではないか 」としています。そんな宇宙人かもしれない生物を日本人は好んで食べています。美味しいですよね。なんと日本は、世界一のタコ消費国なのです。(海外では食べない国も多いそうです)
捕獲方法は、タコ(マダコ)の名産地の明石が発祥とされる「蛸壺漁」が有名ですが、松葉がにを獲る底引き網漁では、実は「ミズダコ」が多く掛かります。ミズダコは、軟体動物八腕類上目マダコ科に属するタコの一種。腕を広げた大きさが3m以上、体重10~50kgにもなるタコ類最大級の生物です。
とにかくでかい!!そして腕(脚)の力が凄いんです。さすが地球外生命体??逃げ出したミズダコを捕まえようとしたところすぐさま腕に巻きつかれ、吸盤で吸いつかれ取り外すのに大変だった思い出があります。タコの吸盤は筋肉を収縮させて吸盤内部を真空にするそうです。吸われるとアザのような跡が残り、消えるまで数日かかることも。
そんなパワフルなミズダコは高たんぱく低カロリーな食材です。そして地球人の身体を元気にしてくれるタウリンや亜鉛などの栄養素を多く含んでいます。ミズダコを食べて宇宙の恵みに感謝ですね。しかし、くれぐれも活きているミズダコを触るときはお気を付けください。ほんとに力が凄いですから。海中で遭遇したら…、構わず逃げてください。異界に連れていかれるかもしれませんよ。