初冬の訪れとともに我が鳥取県(蟹取県)が誇る冬の味覚の王者『松葉がに』が始まりました。魚一色だった売り場も、鮮やかな赤朱色の殻を纏ったカニとお買い物のお客様で賑わっています。
ぎっしりと詰まった旨味たっぷりの身に、濃厚な味わいのミソが特徴の『松葉がに』。故郷の味を届けたい、お祝いや記念日、お礼、お歳暮といろいろな節目の贈り物としてよく使われます。カニ王国の鳥取土産として購入される方も多くいます。
では贈答品としてどのような『松葉がに』を選べばいいのでしょうか。
『松葉がに』と言っても大きさや食べ方、予算により選び方もいろいろ。特大・大・中・小など大きさはもちろん、「生」か「茹で」、「脚揃い」か「指おち」、タグの「有り」「無し」と種類は様々です。その種類について簡単にご説明します。参考になれば幸いです。
【生】かに鍋、焼きがに、茹でる、蒸すのように加熱調理するときは「生」のものを選びます。「生」の中でも活きたカニは刺身で食べることもできます。
【茹で】 程よい塩加減で茹でてあるので調理の必要がなく、すぐ食べることができます。
【脚揃い】 脚が全部揃っているので、進物用としておすすめです。中でも船名の入ったタグが付くと少し高値にはなりますが、ブランド品として喜ばれます。
【指おち】 脚が1~2・3本取れていて「訳あり」と言われます。「訳あり」でも味に遜色なく、安価で取引されるため自分用や身内用に。たくさん食べたいという方におすすめです。
『茹で・松葉がに』は、目にも鮮やかな色と立派な姿でインパクトを。『活・松葉がに』は、ガサガサ動く姿に驚きと調理する楽しみを。
どちらを選んでもきっと笑顔になっていただけます。
一般的に12月になると天候不順による漁獲の減少、また需要の増加により価格が高騰すると言われています。贈る時期も同時に検討ください。