夏の終わり 秋の始まり | 株式会社中村商店
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2021年09月03日夏の終わり 秋の始まり

コロナウイルスの脅威に負けず、オリンピック、パラリンピックの開催と、誰にとっても特別な夏、夏休みになったことかと思います。そんな夏が緩やかに過ぎ、季節の変わり目を迎えます。鳥取県では、6月から8月末までたっぷりの夏休みを終えた「底引き網漁」が解禁されました。

鳥取の底引き網漁と言えば、ハタハタ、赤ガレイ、エテガレイ、モサエビ、そして冬には松葉がにが主要魚種です。

1年の半分以上を海で船の上で過ごす底引き網漁の漁師さん達の生活は一般の生活とは全く異なります。

まず、深夜に出港し約1~2時間かけて漁場まで行きます。
※船長の判断でもっと沖まで向かう事もあります。漁場に着くと早速網入れ、漁の開始です。

浮き(空の樽)のついた網を海へ、ひし形に落としていきます。そして海底に着いた網を引きずりながら網揚げを行います。※『底引き』網漁と呼ばれる理由です。

網を下す作業に約1時間、下し終われば網揚げをし、仕分け (カニや魚等の種類、サイズ分け) の開始。仕分けの終了後に食事や睡眠を行います。しかし、網は網揚げ後すぐにまた海へ下され、1時間置きに同じ作業が繰り返されます。カレイやハタハタの大漁時や松葉がにの解禁後などは、仕分けが追い付かず食事、睡眠、トイレ、座る暇さえ無いそうです。

天候が荒れれば命のリスクも跳ね上がります。そんな状況下で命を懸けて漁を行っているのです。

たくさんの漁師さん達が命を懸けて獲ってきた魚、カニ、貝類等。どれも美味しく鳥取の名産と言える物ばかりです。中村商店 オンラインショップでは、底引き網で獲れた鮮魚、加工品の販売しております。鳥取の、中村商店の名産を是非味わってみてください。

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