青く澄んだ空、照りつける太陽、目にも鮮やかな山の緑、夏のにおいが恋しくなる季節になりました。梅雨明けが待ち遠しいですね。日中の暑さもよそに、日も暮れると涼しくなります。晴れた日に夜空を見上げるとキラキラ瞬く星がきれいに見えます。
七月七日は七夕。
願い事を書いた短冊を笹竹に飾る日。そして織姫と彦星が一年に一度会える日です。
天の神様の娘の織姫は機織りが上手で働き者、そして同じく働き者の牛飼いの彦星と恋に落ち結婚をします。ところが結婚してからは二人とも遊んでばかり。激怒した天の神様は二人を天の川の両岸に離してしまいます。しかしあまりにも悲しんだ二人をみかね、年に一度七夕の夜だけ会うことを許したというお話です。
この時期、鳥取にも『白輝姫 (しらきひめ) 』と呼ばれる姫が現れます。最盛期を迎えている「墨なし白いか」です。白く透き通ったこの姫、彦星のような相手を探しているとすれば、同じく今が旬の天然岩ガキ『夏輝 (なつき) 』といったところでしょうか。この夏の暑い時期だけ許される『白輝姫』と『夏輝』の出会い・・・
七夕には無病息災を願い「そうめん」を食べる習慣もあります。今年はそうめんの代わりに甘みが強く濃厚な味わいの「白いかそうめん」と海のミルクと言われるほど栄養価の高い「天然岩ガキ」で一味違った七夕にしてみませんか?
夜空に輝く星に負けない、鳥取の夏の味覚を代表する二大『輝』を是非食べてみてください。天の神様へ届くくらいの笑顔がうまれるはず。
夏の夜8時〜9時ころ東の空を見上げると明るい一等星のベガ(織姫)、アルタイル(彦星)が見えますよ。