いよいよ3日後、11月6日は、鳥取の冬の味覚の王様「松葉がに」漁の解禁日です。メスの「親がに」も同時に解禁し、漁期はオスの「松葉がに」が翌年3月20日、「親がに」は今年12月31日までとなっています。
鳥取の冬の味覚を代表する名産品と言えば「カニ」。
「松葉がに」「親がに」「若松葉がに」「ベニズワイガニ」と多くのカニが水揚げされ、鳥取県はカニの水揚げ量日本一を誇ります。この時期限定ですが、鳥取県は「蟹取県」に改名し県をあげてPRしていきます。
鳥取港では例年解禁日の翌日に漁船が帰港し、荷揚げされた「松葉がに」や「親がに」が競り場に並びます。漁業関係者、報道陣でごった返す中、カランカランという大きな呼び鈴の音を合図に、競り人の威勢の良い掛け声が響き渡るなか競りが始まります。
そこで一番に注目されるのが初競りの価格で、「ご祝儀相場」とも言われます。これは縁起物の初物に仲買人が気前よく高値で競り落とすもので、一気に競り場が活気づきます。
中でも厳しい基準をクリアした最高級ブランド松葉がに『五輝星(いつきぼし)』が初競りにかけられ、高値で取引されます。過去5年間の鳥取港での1匹当たり初競り最高価格をまとめてみました。
さて今年はいくらで競り落とされるのでしょうか。
大漁を願いつつ、ワクワク、ドキドキしながら当日を迎えたいと思います。