白と赤 | 株式会社中村商店
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2021年08月20日白と赤

日本人選手が大活躍したオリンピックが終わりました。その中でもボクシング女子フェザー級の入江聖奈選手の活躍は、鳥取県出身者初の金メダル獲得ということで、県民にとって大きな励みとなりました。この勢いをそのまま24日から始まるパラリンピックに持っていって欲しいと思います。パラリンピックでも表彰式で日の丸が掲揚される映像がたくさん見られる事を期待しています。

さて、日の丸の旗といえば「白」と「赤」ですが、イカにも「白」と「赤」があるのを皆様はご存じでしょうか?

そこで今回は日の丸の国旗の色にちなんで、イカの白(白イカ)と赤(赤イカ)を比較紹介していこうと思います。イカは地方によっていろいろな呼び方があります。鳥取ではケンサキイカのことを「白イカ」、ソデイカのことを「赤イカ」と呼んでいます。


白イカ(ケンサキイカ)ツツイカ目ジンドウイカ科

鳥取での漁期:6月~9月
大きさ:最大40~50㎝(胴の長さ)、600g
食べ方:刺身、天ぷら
食味:しっかりした歯ごたえ、強い甘み
流通形態:主に生で流通・販売


赤イカ(ソデイカ)ツツイカ目ソデイカ科

鳥取での漁期:9月〜11月
大きさ:最大1m(胴の長さ)、20㎏
食べ方:刺身、加熱調理品
食味:冷凍することでモチモチ食感に、旨味アップ
流通形態:冷凍ロールイカ、調味加工品



白イカ、赤イカともにその寿命は1年と言われています。大きさでみると赤イカは1年で凄まじい成長をすることが分かります。

美味しい食べ方は、白イカは刺身が絶品です。歯ごたえの良さと強い甘みは、まさしくイカの王様といっても過言ではないでしょう。対して赤イカは刺身で食す場合、冷凍をすることにより、食感はモチモチになり旨味が格段に上がります。また肉厚な身はイカステーキ、フライにするのもオススメです。

さて、これから9月を迎え、まだまだ残暑も厳しい日々が続いていくと思われますが、それでも一日一日着実に秋に近づいていっているのは間違いありません。

9月は白イカと赤イカの漁期が重なる時期。去り行く夏の白イカと獲れ始めた秋の赤イカを食べ比べ、二つの味の違いを楽しんでみるのはイカがでしょうか?

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