海でも毒針に気をつけて! | 株式会社中村商店
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2023年09月22日海でも毒針に気をつけて!

こんにちは、魚屋「中村商店」の仲買人、仲買達人(なかがいたつと)です。キャンプシーズン、秋になるとスズメバチが攻撃的になるそうですね。蜂に刺されないように対策される方もいらっしゃることでしょう。海にも蜂同様に刺されると危険な生物が生息しています。今回は、気をつけていただきたい海の危険生物としてカサゴの仲間を3種ご紹介します。

ハチ

Longfin Waspfish (Apistus carinatus) (14409105561)photo by wikipedia (撮影:Rickard Zerpe

昆虫の蜂と同じ名前がついたお魚。この名で呼ばれるようになったのは「刺されると蜂に刺された時と同様に激痛が走るから」と言われています。昼間は砂や泥の中にひっそりと潜っているため、なかなか目にする機会はありませんが、大きな胸ビレと、背ビレの目玉模様が特徴で、背ビレに毒があります。

10cm程度の小さなお魚ですが、黄色の鮮やかな胸ヒレの影響で大きく感じます。ヒレカサゴという別名もあり、夜に胸ビレを広げて泳いでいる姿はとても優雅。しかし問題は背ビレ、毒膜と呼ばれる膜で覆われていて、棘を通じて毒が出されます。砂に潜っていると胸ビレは見えず、背ビレだけが立っている状態なので潜んでいることがわかりづらい!うっかり手や膝をついて刺されてしまわないようにご注意ください。

ミノカサゴ

優雅なお魚と言えば、ミノカサゴ。長く美しいヒレが特徴です。胸ヒレを広げて泳ぐ姿はとても人気があります。しかしその見た目とは裏腹に、優雅な背ビレ、胸ビレ、尻ビレに毒が有ります。「美しいものには毒がある」の典型的なパターンです。

鳥取や島根にも夏から秋にかけて、その年生まれの小さいミノカサゴが来遊してきます。小さくても毒がありますので、可愛いからといって触るのは危険すぎるのでやめてください。この長いヒレの影響か、近づいても他の魚のように素早く逃げることはありません。一見おとなしそうに感じますが、英名でライオン フィッシュと呼ばれるように、威嚇のため背ビレを立て、こちらに向かってくる(襲ってくる)こともありますので、手を出さないでください。

刺されると赤く腫れ上がり、激しい痛みに襲われます。吐き気や呼吸困難などを起こすこともあります。

 

イズカサゴ

少し沖合に移動して、もう1種。華やかな赤やオレンジ色をしたイズカサゴも要注意です。美味しい魚なので船釣りされる方に人気があります。しかし、こちらもヒレに毒針が沢山ありますので、釣り上げた際に刺さらないように。大きなもので50cmほどの大きさになるイズカサゴ。カサゴよりも大きく、ウッカリカサゴにもよく似ていますが、毒性は大違い。刺さると赤く腫れ上がり、激痛に襲われます。

こちらもひどい場合は、呼吸困難を引き起こすこともありますので、むやみに魚体に触らないように。

死んでいても毒は存在しますので、絶対に素手で触らないでくださいね。

カサゴは顔周りや背ビレ、胸ビレなどなど棘が沢山あります。どうしても触る必要がある場合は厚手のグローブの着用を。棘は切り落としても毒性が残っています。「船上で誰かが落とした棘に刺さって怪我をした」とならないよう、ゴミとして捨てる際も他の方が刺さらないようにご配慮お願いします。

カサゴの仲間の毒は熱に弱いので、棘を取り除き傷口を流水で洗い、お湯につけると良いと言われていますが、刺された場合は出来るだけ早く病院で処置を受けてください。

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