夏、真っ盛り。真っ赤に燃える太陽が連日の猛暑日を容赦なく見舞ってくれています。今夏の猛暑はエルニーニョ現象と偏西風の大蛇行、この二つによるものらしいです。
さて、「猛暑続きで水分は摂れているけど食欲の方がいまひとつ」という方にもってこいの食材を紹介したいと思います。
その食材とは、鳥取の夏の魚(海鮮)のトップツーともいえる『白イカ』、『岩ガキ』です。
世界に約450種いるといわれるイカの中で、筆者は白イカが一番旨いと思っています。
白イカの身(胴体)はお刺身が最高!その透き通った身におろし生姜をちょこっと乗せ(あえて「わさび」ではない)、2、3切れを箸でつまみ、醤油を少し。口へ運びつつ、味覚はすでにその旨味を受け入れる態勢が整っています。口に入れた瞬間、間違いありません!準備していた脳内の味覚と完全に一致。白イカの歯ごたえ、甘み、コクがお口にいっぱいに広がっていきます。至福の時です。
耳とゲソは、もちろんお刺身も美味しいのですが、ゲソは天ぷらがおススメです。弾力ある歯ごたえと甘みがなんとも言えません。
鳥取の天然岩ガキ「夏輝」。お店にはいろいろな大きさの岩ガキが並びます。中身の大小は異なりますが、その美味しさに変わりはありません。蓋を開けると真っ白なミルクをしっかりとたたえた、ぷっくりとした身が顔をのぞかせます。
冷水でサッと汚れを落とし、氷水で身をしめて、レモン汁で食す。レモンの爽やかな酸味と岩ガキの身にかすかに残る海の塩味の調和が何とも言えません。レモンの代わりにポン酢でも。また、ケチャップとの相性も良いのだとか。このように生でそのまま楽しむのも良し。焼きガキ、蒸しガキ、カキフライ楽しみ方は他にもいろいろあります。
白イカ、岩ガキには疲労回復に効果が期待できるといわれる「タウリン」が豊富に含まれています。この酷暑を乗り切るためにも鳥取の夏の味覚の双璧、「白イカ」、「岩ガキ」、ぜひ食べてみられてはいかがでしょう?