立春が過ぎ暦の上では春ですが、季節はなかなか追いついてきてはくれず、春まだ遠し、鳥取はもう少し寒い日が続きそうです。
しかし、店舗の売り場は季節に反して大変「熱い」状況になっています。
というのも、2月1日に『若松葉がに』漁が解禁し、カニ売り場という名の舞台上に新たに主役の「若松葉がに」が加わり、以前から並んでいる「松葉がに」、「ベニズワイガニ」と合わせて三者が共演することになったからです。
ただ、「若松葉がに」は漁期が2月いっぱいとなっているため、3種類のカニが売り場に並ぶのは今月限り、期間限定となります。「松葉がに」は3月20日過ぎ、「ベニズワイガニ」は5月いっぱい売り場に並ぶ予定になっています。
今月(2月)限定で売り場のセンターに並ぶ「若松葉がに」とは、「松葉がに」が脱皮して間もないカニのことです。食味は松葉がにに比べるとあっさりとはしていますが、松葉がにの持つ美味しさを十分に堪能することができます。そして身離れが良く、大変食べやすいカニです。なんといってもいちばんの魅力は松葉がにより安価でお求めになれることかと思います。
また、3種のカニを食べ比べしてみるのも面白いかと思います。一か月弱の期間限定だからこそ、是非それぞれのカニが持つ味わいを味覚で体験してみてください。
もしかして、カニ達からしたら「共演」ではなく、自分を選んでもらうため、必死に「競演」しているのかも知れませんが。