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2020年10月23日美味しいカニの見分け方(1)

皆さんは店頭でカニを購入される時、何を基準にして「おいしそうなカニ」を選びますか?

 

テレビ番組などで『甲羅に付いている黒い「ポチポチしたもの」が多く付いているカニほど、脱皮してから時間が経っているため、身詰まりが良い』と聞かれたことがあると思います。

このポチポチの正体、実は「カニビル」というヒルの仲間の卵なのです。ヒルと聞くと、吸盤のような口で吸着して体液を吸って生活する生き物で、あまり良いイメージを持たれないと思います。しかし、カニビルはズワイガニの体の中に寄生したり、体液を吸ったりはしません。カニビルはズワイガニの甲羅を産卵場所にしているだけで、カニには何の影響もありません。

 

では、何故カニビルはズワイガニの甲羅に卵を産むのでしょう?

 

カニビルの研究はあまり進んでおらず謎だらけですが、カニビルは、海底の泥に覆われている所を生息域としています。海底には産卵に適した場所がないため、たまたま同じ所に生息するズワイガニの硬い甲羅を産卵場所に利用しているだけと考えられています。実際、岩場の多い海域で漁獲されたズワイガニには、カニビルの卵はほとんど付いていないのです。

 

ズワイガニは10回以上脱皮を繰り返して大きくなります。脱皮後すぐのズワイガニは甲羅も柔らかくカニビル の卵も付いていないため、身詰まりは悪いと判断できますが、数ヶ月もすると甲羅は硬くなりカニビルが卵を産み付ける可能性は十分にあるのです。つまりカニビルの卵の付着量だけでは、カニの身詰まりの良し悪しは決められない。というのが正直なところです。

 

店頭にて、実際にカニを手に取って購入できる機会があれば、ずっしりと重量感があり、甲羅の硬いものを選ぶようにすると、身詰まりの良いカニを手に入れることができるかと思います。

 

中村商店では身詰まりの良し悪しを的確に見極め、みなさんにご満足いただけるサービスを心がけています。

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