鳥取県賀露港のセリ場にて、仲買人の大先輩からある不思議な話を聞きました。
「昔、空からハリセンボンが降っていた」
「えっ!!うそー!?」「あのトゲトゲの魚が???」
最初はからかわれているのかと思いましたが、真相を聞いてまたビックリ。
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「昔は今よりも漁獲量が多くて、それを狙って多くの海鳥が船に寄ってきたもんだ。そのうち、海鳥がハリセンボンをくわえて飛んで行くんだよ。ハリセンボンも必死だから海鳥の口の中で膨らむだろ。海鳥はトゲにビックリして落とす。だから、空から降ってくるんだよ、ハリセンボンが。」
「でも最近は、ハリセンボンの漁獲も全くないからそんな事も起こらんがね。」
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今度ハリセンボンを見かけたら美味しいレシピを皆さまにお届けしたいものです。