鳥取の冬の味覚といえば、自称、『蟹取県』と言っているだけあって、松葉がに、親がにが有名かと思いますが、今回はカニ以外で、港に揚がるこの時期ならではの美味しいお魚を紹介したいと思います。
そのお魚とは
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写真の真ダラはオスです。
外見だけではオス・メスの見分けが難しいのですが、おしりからすでに、白いものがでていますね。
白いもの…
そう!『白子!!』です。
タラの白子は贅沢で高級な食材ですね。
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早速調理してみましょう。
こんな感じに分解してみました。
では、仲買人オススメの食べ方を紹介したいと思います。
甘辛い味付けにして煮て食べると美味しいです。こう見えても意外と身があり、この一品で十分なおかずになります。また、お味噌汁の具材(アラ汁)にしても美味しいです。
鍋の食材に最高ですね。たくさんの野菜といっしょに水炊き風に、あっさりとポン酢で食すも良し、キムチ鍋にしても良し。白身でクセがないので、どんな味付けの鍋にも相性は抜群です。そのほかフライ、ムニエルにも。
身と一緒に鍋にしても良いし、煮て食べても美味しいです。アルミホイルに包んでフライパンで蒸し焼きに。ポン酢に「もみじおろし」を入れて食べるも良し。
沸騰しない程度のお湯で1分程度茹で、ポン酢、もみじおろし、刻み葱を入れて。
天ぷらも旨い。衣はサックリ、中の白子はクリーミー、この絶妙な食感のバランスが最高です。
頭と一緒に煮ても良いし、みそ汁(アラ汁)にも。
写真にはありませんが、胃袋も処理をした後に茹でて食べやすい大きさに切り、ポン酢で食べるとコリコリとした食感が楽しめる美味しい一品となります。キムチの一種の「チャンジャ」には、この真ダラの胃袋が使われています。
もしメスだった場合には…
白子ではなく「真子(まこ)」と呼ばれる卵が入っています。真子は煮付けにして食べると美味しいですよ。
このように、タラ1本でいろんな種類の料理に使え、日本海からの冬の「美味」を楽しむことが出来ます。
鳥取の真ダラ、食べてごしなれ。