岩ガキと並び鳥取の夏を代表する味覚といえば「白いか」です。地元で漁獲されるケンサキイカを白いかと呼んでいます。
白く透きとおった身は甘みが強く濃厚な味わいが特徴です。なかでも専用の器具を用いて墨袋を取り除いたものを『白輝姫』と言い、墨がないので調理もしやすく身もきれいなことから大変人気があります。
もちろんお刺身が最高!下足や耳もお刺身でいただけます。薬味はショウガで食べるのが鳥取流です。
茹でイカ、煮付け、炒めもの、下足や耳は天ぷらも!
漁師さんからおすそわけでいただく『白いかの醤油漬け』は私のお気に入り。
酒の肴によし。温かいご飯にのせて卵の黄身をおとし、混ぜていただく丼は、何とも幸せな気分になります。
この時季になると、夜の鳥取沖には白いか漁の漁火(いさりび)が多く灯ります。光に集まる習性を利用して漁をしているのです。
暗闇に煌々と輝く光は幻想的な光景です。
「甘くてコリコリしとるで。白いかおいしいでぇ~」
※「白輝姫」は鳥取県のブランド白イカです。