9月に入り暦の上ではもう秋。日が短くなり、朝晩が涼しく過ごしやすくなる季節です。しかし猛暑・酷暑と言われた夏の厳しさもピークを過ぎたものの、まだまだ続く日中の暑さに体が悲鳴をあげている人も少なくないかと思います。
何となくだるい、疲れが取れない、食欲がないなど不調が現れていませんか?
夏の疲れ「夏バテ」が解消しないまま秋まで持ち越したり、また夏から秋の季節の変わり目に出てくる不調は『秋バテ』と言われ、近年現代病として注目されています。
『秋バテ』の症状
疲れやすくだるい、食欲がない、眠れない、胃もたれ、めまい、頭痛、肩こりなど
『秋バテ』の原因
・夏に冷たいものの摂りすぎ
・クーラーと外気の温度差や秋の朝晩の気温の変化
・長雨や台風の低気圧の影響による自律神経の乱れ
このような症状に心当たりのある方は、しっかりケアをしていきましょう。
『秋バテ』の予防・対処
・ぬるめのお湯につかり血行を良くする
・軽い運動をする
・良質の睡眠をとる
・冷たいものは控え、常温、暖かいものを摂る
・旬のものを食べ、ビタミン・ミネラルを多く含む食材を摂る
秋は「食欲の秋」と言われるほど食材が豊富で美味しいものがたくさん出回ります。野菜、果物、きのこ、そして秋刀魚、鮭、さば、いわしに代表されるよう多くの魚も旬を迎えます。
旬の食材は美味しいのはもちろん、味が濃く、香りも豊かで栄養価も高い。そして、その時期に必要な栄養素を摂ることができる優れものです。特に魚類は疲労回復やエネルギー代謝を助けるビタミンB1や血行を促すビタミンEが多く含まれ、良質のたんぱく質、脂質も含まれます。
初秋を迎えた鳥取では底引き網漁が解禁となり、多くの旬の魚介類が店頭に並びます。
『秋バテ』にならないよう毎日の食事に旬の食材を積極的に取り入れ、夏の疲れをしっかりリセットしましょう。そして「食欲の秋」「スポーツの秋」「行事の秋」に向けて元気な体づくりをして楽しい秋を過ごしましょう。