【ご挨拶】2025年11月 松葉がに解禁に寄せて 代表取締役社長 中村俊介 | 株式会社中村商店
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2025年11月06日【ご挨拶】2025年11月 松葉がに解禁に寄せて 代表取締役社長 中村俊介

皆さま、こんにちは。
昨日、11月6日を迎え、今年もいよいよ松葉がに漁が解禁となりました。
この季節を楽しみにしてくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。

私たち中村商店は、1926年に鳥取・賀露港で創業し、まもなく100周年を迎えます。

本記事では、地域とともに歩み続けてきた私たちの“変わらない想い”と“これからの挑戦”について、お話しさせていただきます。

◆「三方よし」の精神で

中村商店が大切にしているのは「三方よし」の考え方です。

お客様に“本当に美味しい鮮魚・カニ”をお届けし、喜んでいただくこと。
漁師さんや漁業に関わる方々が適正な利益を受け取り、水産業が発展すること。
そして、誠実な商売をすることで、中村商店の社員自身が胸を張って働けること。

どれか一つでも欠けてしまえば、持続可能な商いは成り立ちません。
だからこそ私たちは、ただ“鮮魚・カニを売る”のではなく、「本当に美味しいものを、本当に信頼できるかたちでお届けする」ことを使命としてきました。

漁師さんが水揚げした“活きた海の幸”を、丁寧に目利きし、最も美味しい状態でお客様の食卓に届けるということ。
それは、お客様の生活を彩ることであり、漁業の未来を守ることであり、未来の食文化を育てることでもあります。

◆“本当に美味しい松葉がに”とは

「三方よし」を実現するために、私たちがお届けしたいのは、ただ見た目が立派なだけの松葉がにではありません。
目指しているのは「本当に美味しい松葉がにを届ける」ことです。

鳥取・賀露港で競りにかけられた水揚げ直後の松葉がにの中から、経験豊富な目利きで品質の良いものだけを厳選。
その後、競り場からわずか1分の距離にある本店で活き締めし、絶妙な塩加減で浜茹でします。

茹で上がったばかりの松葉がにを、そのままの美味しさで、全国のお客様のご希望日に合わせてお届けします。

どれだけ手間がかかっても、“本当の美味しさ”を届ける。そのこだわりに、妥協はありません。

一度でも“本物の松葉がに”を味わった方なら、その身の締まり方、旨みの濃さ、そして鼻を抜けるような香りの違いに、すぐに気づいていただけるはずです。

「こんなに美味しいカニは初めてだ」
――そんな驚きと感動をお届けすることが、私たちの喜びであり、責任です。

だからこそ、私たちは鮮度をごまかさない。手を抜かない。
正直で誠実な姿勢で、“お客様との信頼”を築いていきたいと思っています。

◆次の100年へ向けての挑戦

私たち中村商店は、2026年に創業100周年を迎えます。
ただの魚屋ではなく、「人と人」「人と地域」が信頼でつながる“食文化の担い手”として、これからも挑戦を続けていきます。

松葉がにという、鳥取が世界に誇る逸品を通じて、
すべての人が笑顔になれるような体験を、今年もお届けしてまいります。

今年の冬も、どうぞ中村商店の「松葉がに」をご期待ください。

株式会社 中村商店 代表取締役社長

中村 俊介

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