総務省が毎年公開している全国47都道府県庁所在地と政令指定都市5市を対象とした家計調査で2023年鳥取市は「かに」の1世帯(2人以上の世帯)当たり購入額(年間支出金額)で全国1位となりました。過去5年の集計を見ると、2022年(2位)を除いて毎年1位を獲得しています。※ 参照:「家計調査」総務省統計局公式サイト
これは、古くから「かに」を食べる習慣が根付いている地域だからと考えられています。
代表的なのが、ズワイガニ雌の「親がに」で、スーパーの生鮮売り場でも手軽に購入できます。その親がにと大根で作るみそ汁は鳥取の定番料理で知られており、食卓に並ぶのも珍しいことではありません。
また季節を味わう故郷の名産として、上等品を贈答に利用していることも購入額1位に押し上げている要因のひとつではないかと思います。
親がに(11/6~12月末)、若松葉がに(2月のみ)は資源保護のため漁期は終了していますが、松葉がには3月20日、ベニズワイガニは6月末まで漁期があるのでまだまだ「かに」は手に入ります。店頭から姿が見えなくなるまでに、今シーズンの美味しい「かに」を召し上がってください。
さて、3月に入り冷たい空気の中にもちらほらと春の訪れを感じる季節になりました。穏やかな陽気に草木の芽吹き、あちこちで見かける花の開花。卒業式、新入学、新社会人、新天地への異動など気分も高揚しエネルギー溢れる時期です。バランスの取れた食事を心がけ、体調管理に十分気をつけて良い新生活をお迎えください。
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