こんにちは、魚屋「中村商店」の仲買人、仲買達人(なかがいたつと)です。12月になり鳥取は、ズワイガニ「松葉がに」シーズン真っ只中です。寒くなると恋しくなる温かいカニ鍋!今回は、仲買達人からの挑戦状「クイズ」であなたの松葉がに愛をチェックします!5問中何問解けるかな?
問1:松葉がにとズワイガニについて、正しい説明はどれでしょうか?
問2:松葉がにと同じ種類のカニはどれでしょうか?
問3:松葉がにの「松葉」の名前の由来はどれでしょうか?
問4:松葉がにを加熱すると赤くなる主な原因は何でしょうか?
問5:カニが縁起物とされる理由はどれでしょうか?
問1の答えは、a)。松葉がにはズワイガニの雄のことで、漁期は11月〜3月です。ズワイガニの雄のことを鳥取では「松葉がに」と呼んでいます。
問2の答えは、a)。松葉がにはズワイガニの雄のことです。山陰地方では「松葉がに」と言いますが、福井県の漁港で水揚げされた雄のズワイガニを「越前がに」と呼んでいます。また、山陰地方では雌のズワイガニを「親がに」「セコガニ」と呼んでいます。石川県の漁港で水揚げされた雌のズワイガニは「香箱がに」と呼ばれています。親がにの漁期は11月〜12月です。
問3の答えは、いずれも正解。「松葉がに」と呼ばれるようになった名前の由来は諸説あり、どの説が正しいのかは分かっていません。
問4の答えは、b)。生の松葉蟹は茶褐色ですが、それはアスタキサンチンとタンパク質が結合した状態のためです。加熱されると、アスタキサンチンが分離するため、殻の色が赤くなります。茹で上がりにタワシで甲羅を洗うと艶も出てとても美しい色になります。
問5の答えは、いずれも正解。a)大きなハサミを上下に振る姿が幸福を招いている b)大きなハサミが勝負運を高める c)親がにから一度に生み出される卵の数は7〜10万粒。蟹の繁殖力が由縁 d)赤色は病が去る魔除けの色。これ以外にも泡を吹く様子からお金が湧いてくる、金運上昇という言い伝えもあります。
いかがでしたか? 身づまりが良く、濃厚な味わいのミソが特徴の松葉がには、お祝いやお礼などいろいろな節目の贈り物とされているのは、昔からおいしさ+αの想いが込められているからです。寒い冬こそ気持ちがこもった温かな料理ってありがたいですね。