いよいよ鳥取にも本格的な冬が到来!
強い寒波の影響で、私たちの住む町「鳥取・賀露町」にもまとまった雪が降りました。
暖冬となった2019年とは違い、今年2020年は早くも20㎝を超える積雪となりました。薄暗い早朝から玄関先の雪かき、車の雪下ろしと出勤前に一仕事をして出かけます。
雪まじりの風は強く吹き、日本海は大荒れです。
もちろん漁船も出漁できず、停泊して天候が回復するのをじっと待ち続けるのです。
「松葉がに」は、養殖されていません。規制により、採捕できるサイズに成長するまで10年ほどかかります。漁獲量も年々減少しています。それに加え、日本海は冬になると強い風が海から吹きます。季節風です。この風が雪を降らせます。
漁師さんは雨が降ろうが、雪が降ろうが荒れる海を相手に命懸けで漁をしています。だからこそ「松葉がに」は特別なのだと、荒れた天候を見ながらいつも思います。「松葉がに」の漁期は、3月20日まで。これからますます寒くなり、海は荒れることでしょう。漁師さんに感謝して、水揚げされた「松葉がに」を大切に丁寧に取扱い、みなさまへお届けします。
冷たい風に吹かれた後は、暖かいお部屋の中で、しっかりと身の詰まった鳥取の冬の味覚の王様「松葉がに」をお楽しみいただければ幸いです。